カリフォルニアの本と虫

ロサンゼルス生活の日記だったけど、今は大阪にいます。

Kindleで古典のたたき売り?

 読んでる本にイギリスの詩人ジョン・キーツのことが出てきたので、アマゾンで書籍情報を調べてみた。びっくりした。

 

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 Kindle版、安すぎない?

 紙の本で1,400円相当が、電子版だと90円くらいである。ほとんどタダじゃん。

 私自身は液晶画面で詩を読むという行為にまったくピンとこないから買わないと思うが、資料として使いたい人には天恵だろう。

 パッと見ただけだけど、どうやらアメリカでこの価格帯が一般的だというわけではなく、もっぱらこのDigireads.comという出版社が薄利多売をしかけているらしい。どういう会社なのか、ちょっと評価がよく分からない。

Digireads.comのラインナップ

 薄利多売と書いてしまったが、著作権の切れた作品であれば元手がかからない。「薄利少売」でも成り立つのだろう。同時におしゃれな装丁で紙の本も展開している。こちらの大型チェーン書店のバーンズ&ノーブルで似たような本が平積みされているのを見かけた気がするから、今度これと同じか確かめてこよう。(※後日確認したところ全然関係なかった)

 岩波文庫を少し軽薄にしたようなニッチか?紙版もとにかく安い。売れ行きがどうなのか気になる。