カリフォルニアの本と虫

ロサンゼルス生活の日記だったけど、今は大阪にいます。

最近見たアニメ17本

 最近やたらアニメを見ている。 

 アニメは時間を取られるのでこれまで10年ほど避けてきたけど、海外のひとり暮らしで時間ができたので、洗濯物を片付けるときなど、暇を見つけてはテレビをつけるようになった。せっかくたくさん見たので、上半期分の感想をここにメモしたい。アマゾンプライムビデオで他におすすめあればぜひ教えてください。

 

 

天元突破グレンラガン

 最初に適当に選んだこれが面白かったせいで、この後アニメばっかり見ることに。ベタベタに暑苦しい人しか出てこないけど、作り手の愛がほとばしっていて、爽快。暑苦しい話大好きなので、要所要所でぼろぼろ泣いてしまった。英語吹替で見たはずなのに、決め台詞の日本語ニュアンスが伝わるくらい吹替声優が頑張っていて、渡米したての自分にもストーリーがよく分かった。中川しょこたんの主題歌もシンプルかつ作品内容にリンクしていてハチャメチャに良い。続けて下記の作品群を通過した後も耳に残っている。

 

UQ HOLDER!

 長い原作を無理やりテレビの1クールにおさめたせいか、最後の締めくくりが夜逃げのようにバタバタ。原作漫画の予告編という感じ。

 

冴えない彼女の育て方

 オタク文化を題材にしたメタなギャグが連発されるので、門外漢にも同人誌作成の周辺事情など勉強になった。昨年末にコミケに初めて行ったので、その光景と重ね合わせて見ることができた。典型的な美少女キャラがいっぱい出てくるので辟易すると思いきや、典型の着ぐるみの中に、青春に苦悩する一人ひとりの高校生がきちんと描かれていて参った。できるかどうかじゃなくて、やりたいからやる、その結果が成功でも失敗でも、自分で決めて動けば成長はついてくる。これも主人公たちが愛おしくてたくさん泣いてしまった。タイトルと絵柄で食わず嫌いしなくてよかった。

 

メイドインアビス

 SFファンタジーで「未知」を「地下」に設定した作品。地球にあいた巨大な穴をひたすら降りていく(引き返すと死ぬという設定あり)冒険物語。まさに底が知れない謎と、世界観の作り込みで引き込まれる。めちゃくちゃ面白いけど、子供が痛い目に合う残酷描写が多いので、続けて向き合うとややつらい。漫画が完結したらイッキ読みしたい。

 

化物語

 横目で見送ってきたヒット作。これだけ比喩や掛詞をてんこ盛りにして、意味が通じる作品になっているのが驚き。おしゃれ、かっこいい、嫌味じゃない絶妙な凝り具合。でもメインストーリーは高校生の恋愛。アマゾンプライムでは第1部しか見られないので、後続シリーズもどこかで見たい。大暮維人で漫画化を企画したマガジンの中の人は勲章モノと思う。

 

超時空要塞マクロス

 過去の大名作、勉強のために見た。勉強になった。主人公の愚鈍さとヒロインその1のパープリンっぷりが笑えるレベルだが、放送当時も人気なかったそうな(ソース:Wikipedia)。アメリカでも昔「ロボテック」という再編集版で放送されて、相当知名度が高いらしい。

 

鋼の錬金術師

 漫画で通読した上で吹替版を視聴。ストーリー知ってる作品を英語吹替で見るのはリスニング向上に効果絶大なことを確認できた。一語一語わからなくても話が追えるので良い。言葉の訓練になる上に面白いなんて最高だ。吹替作品少ないけどね…。

 原作連載開始が17年前ということを今知って愕然とした。もうすぐ「昔の漫画」ではないか。

 

ラーゼフォン

 何がしたい作品なのかよく分からず、5話で挫折。

 

宝石の国

 変わった絵柄の作品だなと思っていたけど、装丁がおしゃれすぎてなんとなく後回しにしていた作品のアニメ化。原作読んでないのに言うと、「宝石が生きて動く」というアイデアの面白さはアニメでより際立つのではないかと思った。CGの使い方も超美麗で目の肥やしになる。生命って何だという深いテーマがありつつ、冴えない主人公が悪戦苦闘の末、大事なものを獲得したり喪失したり、等身大の個人の物語でもある。これもいいところで1クール終了してしまったので、続きを漫画で読みたい。ネット注文しちゃうか考え中である。

 

少女終末旅行

 日常の萌え4コマのノリで人類滅亡後の世界を描いた作品。淡々としてるので、見た印象もあっさりだが、浅くはない。主題歌が良い。

 

ポプテピピック

 すごい意欲作とは思うが、うまくノれなかった。

 

RWBY

 アメリカ発のファンタジーアニメ。ナルトとハリポタを煮詰めてスマブラで割ったような作品。これがアメリカから出てくるというのは、文化の国際的な往来の結果としてとっても面白い。私はナルトの少年時代編の終わりで、ナルトとサスケがお互いを認め合いながら衝突するところで大泣きしたのですが(あそこで終わって良かったくらい)、RWBYでも決裂した仲間がお互いを認めて再結集するところで泣いてしまいました。ツボが一緒。秋に期待される新作が待ち遠しい。

 

エルフェンリート

 原作者岡本倫のデビュー作に興味があって視聴。新しい作品のほうが順当に面白いなという印象。海外だとやたら人気があるらしい。

 

刻刻

 止まった一瞬の世界の中で完結する時間停止SF。全体的にかっこいい。「ぼくのりりっくのぼうよみ」さんのエンディングテーマが良い。

 

いぬやしき

 アニメにしたらかっこいいに決まっている奥浩哉作品。当然むちゃくちゃスタイリッシュに仕上がっている。

 

武装少女マキャヴェリズム

 制服女子高生が日本刀ふりまわすの好きなんでしょ?という作品。頭使わずに見れて和む。

 

ボールルームへようこそ

 まださわりの数話しか見てないけど、凡庸な主人公、かわいいヒロイン、天才ライバル…と面白いに決っている展開。クラシックダンスのマンガ全部面白い法則ある。

 

 

本当にメモだけだけど、今日は以上です。