カリフォルニアの本と虫

ロサンゼルス生活の日記だったけど、今は大阪にいます。

あと何年

ハマって見ている「海街チャチャチャ」というひどい邦題の韓国ドラマ。村の長老的なおばあさんが、ヒロインへの恋心を懸命に隠す青年に「人生長いようで短いぞ。自分に正直になれ」と諭していた。第10話。 先日から『日本の写真家101』という、日本に写真が…

休日

起きたら昼過ぎでびっくりした。30過ぎてから長く寝られなくなったので、こんなのは珍しい。よっぽど疲れていたか。 わけあって、プロではない書き手による2,000字くらいの原稿を50ほどまとめて読んだ。全てある一つのお題に沿って書かれたものなのに、ひと…

二月九日

午前中は仕事を休みにして、郵便局、皮膚科、コーヒー屋、スーパー、銀行、に行こうと思ったけどコーヒー屋は閉まっていて、銀行は寄るの忘れた。まあ用事が三つもこなせたなら上出来な方だ。 私が住んでるのは泉南地域といって大阪南部の畑のいっぱいあると…

二月八日

ムカつくことがあったんだけど、カマシ・ワシントンを爆音で聴いてたらどうでもよくなった。希望の塊のような音楽だ。そういや最近音楽に逃げ込んで気を紛らわすということもしていなかった。加齢で感情の起伏が穏やかになったということで、若いとき心から…

半纏買った話

綿入れ半纏、又の名をドテラ。思い切って買ったら大変に温かい。良い買い物をした。 遠く高3の受験シーズン、実家の勉強部屋は板の間で、底冷えした。どれだけ着込んでも足先が冷たくなってしょうがない。耐えかねて、足に新聞紙をガムテープでぐるぐる巻き…

週末日記 奥山雨山自然公園

成人の日、天気がよいので布団から体を引き剥がしてハイキングに行った。 もうお昼も過ぎてから、お茶とせんべいだけリュックに入れて、車で10分の自然公園へ。ここは泉南の沿海部から地面がグッとせり上がって山地が始まるところで、標高150mくらいのダム湖…

週末日記

新年早々、のどを腫らした。 いつもの扁桃腺炎だけど、金曜の朝起きたら唾も飲めないくらい痛かったのできっぱり仕事は休みにした。昔は自然治癒力信仰の信者だったので、なるべく薬を飲まずに済ますようにしていたけど、あんまり痛いので市販の鎮痛剤を服用…

帰省して嬉しかったこと

子供の頃、定期的に母に連れられ病院に通っていた。その帰り道、時間が遅くなると、モスバーガーとか、普段食べないちょっといいもん食べて帰ることが多かった。うちからひと駅のカフェにもよく連れてってもらった。 たぶん当時開業したばっかりだったけど、…

生存報告

生きてます。 前の記事(1年前)はトランプの選挙の話題でした。そのあとまもなく日本に帰国し、ブログ名に反して、今はカリフォルニアに身柄がありません。 米→日の逆カルチャーショックや、仕事の異動、身の回りにいろいろ変化があり、文章を書く気力がし…

決着なき投票翌日に思うこと

アメリカ大統領選挙、まだ結果出てないですけど「最初トランプが先行して、後からバイデン寄りの郵便投票が開票されるにつれバイデンが盛り返す」という展開は、事前に広く予想されていたことです。その旨事前に報道もされていたし、トランプ陣営ももちろん…

カフェ行きたい

ロサンゼルスで飲食店の室内営業が禁じられてから半年。つまりカフェに行けなくなってから半年。それまで何か集中して読んだり書いたりしたいときには近所のいかしたカフェに依存していたので、とても困っている。自宅もまあまあ居心地はいいのだが、いかん…

続々・アトピー随想

「アジカンのソルファ以降を聞いてほしいからアルバムを紹介させてくれ」というブログ記事に触発されて、ASIAN KUNG-FU GENERATIONの全アルバムを大人買いした。初期の大ヒット以降も、着実に変化と進歩を重ねているから新しい曲を聴けというのが先のブログ…

続・アトピー随想

前回、アトピー経験について書いたら友人・知人からいくつか反応をもらった。大きく分けて二通り。「実はおいらもそうなんだ」というのと、「ぜんぜん知らんかった」というのと。 まず前者については素直にうれしい。昨日のエントリはものの弾みで唐突にポン…

アトピー随想

アトピー暦30年超。きわめてうっとうしい病気だが、アトピーによって他の人よりよくわかるようになったことも多い。というか、皮膚を人間と外界を隔てる境界だと仮定すれば、私の生まれてから経験した世界というものはすべてアトピーのフィルターを通したも…

【読んでる】町村敬志『越境者たちのロスアンジェルス』

ちょっと仕事が忙しくなってきたら、また変な夢を見た。 自分はなぜか大学院生だという設定。架空の学会に向けてよく分からない発表予定を入れられ、よく知らないパネルディスカッションの司会もやれと言われ、え〜どうしよう困った困ったと言って準備に手が…

「同調圧力」とプライド

「同調圧力」という言葉がよく分からない。成人してから初めて耳にするようになった。たぶん感じていなかったわけではないんだろうけど、学校という空間に充満するその嫌な感じをその言葉では呼んでいなかった。それに名前をつけるより先に、それを無視する…

なんちゃって勉強のすゝめ

3日ほど前から、日本の大学のオープンアクセスの講義動画をちょこちょこ見始めた。外出自粛に合わせてネットでまとめられていたものだ。 まだどれがいいとか悪いとか比べるほどではないけど、北大のと東大のを2コマずつ見た。どっちも学際的なオムニバス講義…

【読んだ】『ルポ ニッポン絶望工場』

出井康博『ルポ ニッポン絶望工場』を読んだ。本の背骨になっているのは、ベトナム人留学生の違法就労(違法雇用と言ったほうがいいか)の問題に対する、足で稼いだ丁寧な取材だ。送り出し現地のブローカーから、日本の官僚・政治家までつながったピンハネの…

フィールドノート(Mt. Williamson)

3ヶ月ぶりに高い山に登った。エンジェルス国立森林公園のMt. Williamson。標高2,500mほど(足で登ったのは500mくらい)。 あんまり気持ちがよくて胸がじんとした。 下界は曇って涼しかったけど、山地を貫く州道2号線を上がっていくと、雲の上はむしろカンカ…

実現したいことについて

ブログの管理画面から「下書き」のリストを見ると、書きかけの文章が5、6本並んでいる。書き出したはいいけど書き終えられず、ウェブ公開に至っていない文章だ。要するに、そこに埋まっているのは自分にとってきわめて重要なテーマばかりだ。 しばしば自分の…

【読んだ】司馬遼太郎『ニューヨーク散歩』

「街道をゆく39 ニューヨーク散歩」を読んだ。 BLMに関して脳みそに即時的な情報を取り込みすぎて、かなり疲れていた。アメリカについてもう少し落ち着いた言葉で書かれたものを読みたいと思った。ほんの気分転換のつもりで手にとったのに、一気に読んでしま…

ブラック・ライブス・マター日記(5月末から6月中旬まで@ロサンゼルス)

5月25日の月曜日にジョージ・フロイドさんが殺された。翌日ミネアポリスで始まった追悼と抗議の運動はすぐに破壊行為を伴うものになり、略奪や警官隊との衝突がセンセーショナルに報じられた。木曜日にはミネアポリス市警の分署が焼き討ちされるに至っている…

ガラガラヘビ!

昨日の続き。 日曜午後、トレイルに足を踏み入れたところで、前を行く二人組がスネイクスネイク言ってる。足元気をつけな、と言われて見てみると、なんてことない砂利道にたしかに長虫が。 びろーん 細くて頭もせいぜい私の親指くらいだが、遠目にも分かる三…

2ヶ月ぶりのハイキング

先週末からトレイルが開放された。先週は慎重に様子見し、今週も大事を取って家にいようと思ってたんだけど、どうも他の人の遊んできた報告を聞いてたら我慢できなくなってしまった。駐車場で混んでたら引き返す、と自分に言い聞かせながら、午後からでも行…

体調崩してびびるの巻

木曜日辺りから体がだるかった。金曜、土曜は頭が痛くてひたすら寝込んでいた。体の表面が火照って、汗が出るはしから乾いていく。食事を取らずに麦茶ばかり飲んでいたが、ほとんど尿が出ない。 「ついに来たか…?」と思った。 結論からいえば、おそらくいつ…

最近の書きもの反省

ここ3年ほど、このブログを作ったり、友人が始めたウェブマガジンに書かせてもらったり、間歇的に文章を書いたり書かなかったりしている。 それらの文章は20代からmixiやfacebookに時々の思考を垂れ流してきたものとは違って、「上手に書きたい」という欲望…

めざせゴリラ

前回3月下旬までのコロナ日記をまとめて、その後沈黙してしまった。ああいうものを書くと、続けて同じような記録を取らなければいけないような気がしてよくないね。もともと好きなことを書き散らしておきたくて作ったブログなのに、自ら題材を縛るような効果…

とりあえず今日までのコロナ対策の日々 in ロサンゼルス

すごいことになっている。この1ヶ月の変化はあまりに激的で、毎日「こんなことになるとは」の繰り返し。後で振り返ろうにも、記憶しておける自信がないので、この辺でいったん書き付けておきたい。以下あくまで主観的な観察なので、裏取りは各自の責任でよろ…

本屋やりたい

アメリカ某所で書店員をやっている友達につきあってもらって書店めぐりをしてきた。半日ほどだったが、地域の顔たる大型店と、分野を絞った小型店、半ばZINE工場のようになったアナーキストのアジトなど、それぞれ勢いのある独立書店の多様性を味わった。 様…

家事と時間

家事というのは時間を越えた贈り物であると思う。あるいは投資。人の文化的な行動はほとんど全てそうであるけれども。 さっき仕事から家に帰ってきて、疲れたのでラーメンでちゃちゃっと済まそかと台所に立ったときのこと。急にしみじみ感謝の念が湧いてきた…