カリフォルニアの本と虫

ロサンゼルス駐在の日記です。2017年10月から

今日の感情

 仕事帰りの車中でふと感情に襲われた。

 叫びだしたいような、切ないような、何かが湧き上がってきた。この気持ちが久しぶりすぎて、とっさに感情の正体が分からなかった。そのとき一人で運転していて、車内はいかにもな夕陽のオレンジに満たされていて、最初は自分がさびしがってるのかと思った。でも、今日を振り返っても特に孤独を強く感じるようなできごとはなかった。次に、ひょっとしてメンタルが崩れかけてるか?と疑ってみた。でも、なんとなく、あまり病的な感じはしない。むしろ、なつかしいような、前にはこの感情の中で生きていたことがあるような感じがする。

 十代の昂揚、なのではないか?と思ってみた。毎日何が起きるか分からない中で、自分が何ができるかわからない中で、一生懸命がんばっていた頃の、不安と希望が裏表に張り付いたような感覚。階段は2段飛ばし、自転車は立ちこぎが基本だった、エネルギーだけ有り余っていたハイティーンの夏。今日車の中で一瞬だけ、その頃のわけのわからない高ぶりがフラッシュバックしたような気がする。

 おそらく、新天地での試行錯誤が五里霧中の段階から次に抜け出しつつあるのと、あと、家で筋トレ始めて無意味に精神が前向きになっていることが、頭の中で微妙にこんがらがった結果「うおおやったるぞ〜でもどうなるか不安だぞ〜」というふうに感情がたたらを踏んだのだと思う。

 こういう状態を増幅して保ちつつ、外向的に動き回ることができると、なんとなくものごとが良い方向に転がっていくのである。とりあえず筋トレを続けるべし。