カリフォルニアの本と虫

ロサンゼルス駐在の日記です。2017年10月から

水不足について

 ローカルラジオで水不足の問題を取り上げていた。

 夏場に水が足りなくなるので節水しましょう、という話だった。かなり深刻そうな様子である。使用制限かかったら困るなーと思いながら聞いていた。

 とはいえ、こんなに雨が降らないのにこんなに都市が大きくなったら、水が足りなくなるのは当然だ。ロサンゼルス・タイムスによると、市当局の努力や節水技術の進歩で使用量の増加はある程度抑えられている感じだが、そもそも人口が多いのでなかなか苦しい状況に見える。それから、気候変動で水源地の降雪が減っていることも、夏場の渇水に拍車をかけていると聞く。

 環境保護庁のサイトと合わせて見てみると、いちばん減らし甲斐のありそうなところは、一般家庭のトイレ・シャワー・炊事・洗濯といった日々の水利用だ。貧乏人的考えで「金持ちの庭に水まくのやめれば?」とかつい思ってしまうが、やはり金のあるなしにかかわらず生活の維持に必要な消費が積み重なるのが、いちばん統計的にキくらしい。とするとターゲットを絞った抜本的な対策というのは難しく、地道に公衆の意識向上に訴えていくというしかないのかも。あと、技術革新への投資。

 ローカルラジオ(Southern California Public Radio)は、今ここで何が問題とされているのかについて、けっこうまじめに報道してくれるので、私のような異邦人にも重宝である。水不足だけでなく、ホームレス、家賃高騰、ドラッグの問題など、いろいろな話題が出てくる。日本にはこういうメディアあるかしら。