火あぶり
摂氏42度。
本日の最高気温である。
体温と同じかよ〜、どころではない。熱めの風呂である。
ここまで来ると目を開けていられない。今日はけっこう風が吹いていたが、風と言っても並の風ではない。アチチッというレベルの熱風で、ストーブの吹出口に立たされているようだ。建物の壁にとまったハチとかアブとかも、ここまで気温が高いと動けないようで、指でつつくとめんどくさそうに体をよけるので精一杯で、飛び立とうとしない。
5分で頭が朦朧としてくる中、路上で動けなくなったホームレスに人だかりができているのも目撃した。水とクーラーを自由にできない人にとってはこの異常な暑さは致命的だろう。あと子供も。アスファルトの照り返しがまたすごくて、とてもじゃないけど外にはいられなかった。
夜になっても全然温度が下がらず、スマホでときどき確認しているんだけど、夜9時でも38度、これを書いている夜中の12時でもまだ32度ある。昼間暑くても夜涼しくなるのが砂漠の気候かと思っていたが、今日はそんなことでは収まらない。
いくらロサンゼルスが暑いといっても今日はかなり異例だったようで、役所から高温警報のようなものも発令されていた模様。火事も心配である。明日から少しずつ温度は下がっていくと予報されているので、それを信じたい。
うちのアパートに冷房が備え付けてあったのは不幸中の幸いだが、それもどうも効きが弱いので、今夜は冷房至近の床に寝場所を作ろうと思う。隣の部屋の若者たちがヤケクソ気味に寝ることを諦めた感じで騒がしいけど、人それぞれなので私はおとなしく耳栓をして休む所存。