カリフォルニアの本と虫

ロサンゼルス駐在の日記です。2017年10月から

【読んだ】Yoko Ono 'EVERYTHING IN THE UNIVERSE is UNFINISHED'

 オノ・ヨーコの'EVERYTHING IN THE UNIVERSE is UNFINISHED'読了。

 

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表紙が不気味

 

 アートブック、と呼べばよいのか、絵と詩と短編小説のようなものと、読者への短いメッセージがつれづれに編み込んである。去年出た本で、わりかし新しい。タイトルは「この世の全ては仕上げ途中」という感じ?

 アメリカで美術館や本屋をほっつき歩いているとけっこうな頻度で彼女の作品に出くわす。アートに門外漢なので、「ヨーコ・オノ」がこんなに広く評価されているとは知らなかった。評価されてないとも思ってなかったけど。それでちょっとこれは勉強しないとなと思っていたところで、この本を買ってみた。

 買った理由は、ずばり短いから。あと、比較的意味が分かる(抽象度が低い)文章だったから。長くて意味が分からないとつらいからね…。

 こないだロサンゼルスのSkylight Booksというステキ本屋に日本の友達を連れて行ったときに、そいつが実にじっくり棚を探索するものだから、私も待っている間にいろいろ買ってしまった。これはそのうちの一冊。短いのでさっき読んでみた。30分もしないで読めた。

 月並だが、元気が出た。書いてあることは走り書き的であっちゃこっちゃに飛び、想像力がけっこう忙しい。けれども、通底しているのはLove & Peaceである。平和は実現可能だし、あんたの愛は力になるし、いろいろあるけどあんたの人生はけっこうイケてる、というメッセージを私は受け取った。あながちステレオタイプな読みということでもないと思う。なんだか分からないけど、ポジティブが各ページからじくじくとにじみ出ている。

 途中からぼそぼそ音読しながら読んでいると、なんだか自分の腹から彼女の言葉が出ているようで、よっしゃやったるぞという気持ちになってきた。一人の部屋であと寝るだけなんだけど。

 

Yoko Ono: Everything in the Universe Is Unfinished

Yoko Ono: Everything in the Universe Is Unfinished