カリフォルニアの本と虫

ロサンゼルス生活の日記だったけど、今は大阪にいます。

「同調圧力」とプライド

 「同調圧力」という言葉がよく分からない。成人してから初めて耳にするようになった。たぶん感じていなかったわけではないんだろうけど、学校という空間に充満するその嫌な感じをその言葉では呼んでいなかった。それに名前をつけるより先に、それを無視することを覚えてしまったので、大人が同調圧力なるものを気にしているというのは、正直よく分からない。よく分からないというのは、反語的にけなしているのではなく、文字通りそれがどういうことか理解できないという意味だ。私がその影響を受けていないということでもない。ともかく、苦しくなるまで圧力を我慢するほどの根気は、どこかに置いてきてしまった。

 だから、耐えねばならない何かとして、同調圧力の強さを論じるというのがよく分からない。畢竟、逃げるか戦うかじゃないのか。もちろんこれは私の生存バイアスであって、逃げることも戦うこともできない人にそんなことは言えない。

 ここ数年、同調圧力に関する悩みを相談されることがしばしば。私自身がそれに関して悩むことをやめてしまってもう長いこと経つので、あんまり共感できずに困っている。逃げるのと戦うのと、他に何か選択肢があるだろうか。聞くだけ聞いてガス抜きできればいいならそれでもいいんだけど。

 

 6月はプライド月間、ということでコロナに対応してYouTubeにプライド・コンサートがアップされていた。独立記念日の連休中、その1時間半のビデオを少しずつ見ていた。演者の私物として、モンスターボールの置物、ピカチュウのぬいぐるみ、キノピオのぬいぐるみ、と任天堂グッズが3回も出てきた。強し。

 フェス形式でたくさん人が出てくる中で、印象に残ったのは次の3つ。

 なんだかオーストラリアに呼ばれている気がするな。

 


PRIDE: INSIDE, A Virtual Pride Celebration

 

 

 あとプライド関連ではこの動画もよかった。シンディ・ローパーが、ミュージカル「キンキー・ブーツ」の世界中のキャストと大合唱するの。日本からはソニン三浦春馬が参加。シンディ・ローパーソニンも好きなので、わたしゃちょっと泣いた。

 'Let pride be your guide'って、お守りとして懐にいれておきたいフレーズだ。


Cyndi Lauper and Kinky Boots - Raise You Up - Happy Pride!