カリフォルニアの本と虫

ロサンゼルス駐在の日記です。2017年10月から

アジア梨

 梨を切った。いつもの韓国スーパーで買ってきた梨だ。「韓国直輸入」とラベルが貼ってあった。豊富なカリフォルニア産の果物に比べて割高だけど、たまにはいいかと思った。

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東アジアの秋

 

 真夜中に小腹がすいたので包丁で皮をむいて食べた。ざくざくした固めの果肉に歯を立てると、香気が鼻に抜ける。味もかなりしっかりと甘い。ちょうど田舎の仏壇なんかに供えてあったら似つかわしいのではないかという、慎ましい高級感である。

 今住んでいるカリフォルニア州は(水がないくせに)一大農業王国であって、スーパーには季節によって苺、葡萄、桃、柑橘など常に山盛りになっている。どれもおいしいのだが、好みの違いか果肉しっかり水気少なめのものが多く、味のばらつきもわりとある。もういい加減こちらの作物にも慣れきったけど、やっぱりときどき日本の「丹精こもった感じ」が懐かしくなるし、その渇きを潤してくれるのはうちの近くだと韓国スーパーなのである。感謝感謝。